心臓血管外科について
概要
当医療センター心臓血管外科は平成6年(1994年)4月に新設された診療科であり、心臓血管外科専門医認定基幹施設になっています。小児期から高齢者に至るまでの循環器疾患の外科治療を行っており、対象疾患は虚血性心疾患、先天性心疾患、弁膜症、大動脈疾患、末梢血管疾患、その他(心血管腫瘍、不整脈、心膜炎、心筋炎、外傷など)で心移植以外のほとんどの手術を行っています。
診療は循環器内科、小児科とチームを組み、術前および術後退院以降は内科管理、手術と術後急性期は外科が受け持ち、常に外科医と内科医が相談しながら、患者さん個人個人のより良い治療をめざしています。
また救急患者に対しては、当医療センターでは救急救命センターが設置されており、循環器内科と心臓血管外科のメンバーが交代で24時間、可能なかぎり対応しています。救命救急センターにおいても循環器内科と心臓血管外科が同様に協力しあって治療を行っています。
この他、他科との連携も親密で必要に応じて同時手術も行っています。一般外科や泌尿器科との腹部手術の同時手術が容易に行えます。
当医療センター、心臓血管外科のもう一つの大きな特徴は、輸血や血液製剤をできるだけ使用しないで行う手術に心掛けています。術前の自己血輸血、術中の血液回収および止血を積極的に行い、輸血が多く必要とされる弓部大動脈置換術においても、予定手術では、38%の症例が、無輸血・血液製剤なしで手術を行っています。