概要

腎臓は重要臓器の一つです。尿をつくることで体内の過剰な水分や塩分を調整し、老輩物を排出します。また、一部のホルモン産生や活性化などにも関わります。腎臓自体が直接障害される病気だけでなく、高血圧・糖尿病・膠原病・心臓病など全身疾患が腎障害をもたらす場合もあります。

ただし腎障害は高度になるまでは自覚症状に乏しく、しかも障害されると元に戻ることが難しくなります。

ですので、自覚症状があまりなくても

腎臓病の早期発見と早期治療のために一度医療機関にご相談されることをお勧めします。

腎障害が早期の場合、仮に急激な腎障害でも原因を取り除くことにより腎臓の働きが回復する場合もありますので、タイミングを逃さないことが重要です。

いったん腎障害が進行すると原因のいかんにかかわらず悪循環が起こり腎障害は進行します。少しでも遅らせるためには、残された腎臓に負担をかけないことが重要なので保存療法を行います。

万一、高度な障害に至り回復が見込めない場合は腎代替療法が必要です。

ただし、維持血液透析患者さんに対する入院透析対応は現状困難です。

患者さんごとに最適な療法を提供できるようにご相談させていただきます。

主な対象疾患