一般撮影検査
撮影概要
一般撮影検査とは、よく"レントゲン写真"と言われる検査です。人体にX線を照射して写真を撮る検査です。X線はエネルギーが高いので身体を通り抜けます。人体は骨、筋肉、脂肪、空気などで構成されており、この組織の違いで通り抜ける量に差が生じます。この差を白黒のX線写真として表す検査です。イメージングプレート(IP)に画像を記録するCR(Computed Radiography)とフラットパネルディテクターに記録するDR(Digital Radiography)の2つの方式のデジタル装置を使っています。デジタル画像処理を行うことにより、低い被ばく線量で、より診断に貢献できる画像を提供しております。
主な検査目的として
- 胸部は炎症や腫瘍などによる肺や心臓などの病変の有無を確認する検査です。
- 腹部は炎症外傷、腫瘍などによるお腹の中の異常なガスや、溜まった水、さらに肝臓、腎臓などの諸臓器の大きさ、形、位置などの確認を行います。またその他に結石、腫瘍の影などの病変を観察します。
- 骨は、骨折や炎症、さらには腫瘍などの有無や位置確認
を行う検査です。
歯科領域のX線撮影は口内法・口外法(パノラマ撮影)があります。口内法は小さなIPを口の中に入れて、2~3本ほどの歯を撮ります。歯のう蝕(虫歯)、歯根や骨の状態がよくわかります。パノラマ撮影は、装置がぐるっと頭の周りを回って顎と歯全体を撮影します。