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リハビリテーション科について

概要

当センターは救急救命センターを抱える三次救急病院であり、重症の患者さんが数多く入院してきます。そのためリハビリも急性期の患者さんが中心となってきます。脳梗塞や脳出血の患者さんは発症後間もなくから、心筋梗塞の患者さんも治療後すぐに、また交通事故などによる多発外傷の患者さんも入院後すぐに動かせる部位から、リスク管理をしながら、できるだけ早期からのリハビリ介入をおこなっています。また、予定手術の患者さんは手術前に身体的な評価をおこない、患者さんとのコミュニケーションを図りながら術後の不安を少なくして、術後はできるだけ早くからリハビリを再開するようにしています。さらにいろいろな疾患に伴ったり、全身麻酔での術後などに嚥下機能が低下して誤嚥性肺炎を起こしたり、食事が食べられずに栄養状態が悪化したりすることもあり、摂食嚥下機能の評価や訓練もその重要度が増してきています。

リハビリの重要性が認識されるようになり、当院でも平成27年から土曜日もリハビリを行うようになりました。これによりリハビリの継続が望ましい患者さんに少しでも休みを少なくしてリハビリをおこない、今まで以上に早い回復を目指せるようになりました。しかしながら、当センターでは治療が終了し症状が安定した後でリハビリだけの入院を継続することは難しく、そのような方には近隣の回復期病院などにお願いして、リハビリを継続していただいています。

一方、内科の病棟では治療が終了しても、入院中の安静により入院前より動けなくなることがあるため、平成30年からは呼吸器内科を中心とした病棟にリハビリスタッフが常駐して、身体能力の評価をして、入院中に動けなくなりそうな人には治療と並行してリハビリをおこなって入院が長引かないようにしています。今後少しずつ必要な病棟へのリハビリスタッフの配置をおこなっていく予定です。

リハビリテーション(リハビリ)という言葉は今では一般的な用語ですが、本来の意味は、「人生の途中で突然の事故や病気により、身体的にも精神的にも、あるいは社会的にも障害を抱えた状態になった方々が、《再び生活を回復する》こと」です。したがって、急性期病院という時間の制約はありますが、その中でこれらの障害を抱える方々の「機能的な能力を可能な限り最高のレベルに達せしめ、各個人の人生を再び立て直していく」ことができるよう、私たちリハビリスタッフが少しでもお手伝いができればと思っています。