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血管造影検査

検査概要

通常のX線写真には写らない血管を撮影するために、カテーテルと呼ばれる2mm程度の管を目的の血管まで進め、ヨード造影剤という薬剤を血管に注入して血管の形態、血流状態を連続的に撮影する検査です。サブトラクションという手法を用いて観察の邪魔になる骨などを消して血管のみの画像を作ることも出来ます。

(1)クモ膜下出血の原因となる脳動脈瘤
(2)心筋梗塞、狭心症の原因となる冠動脈の狭窄や閉塞
(3)腫瘍に栄養を送る血管の状態これらの検査が頻繁に行われていますがその他にも血管奇形や損傷などの検査も行います。


また診断にとどまらず治療も多数行われているのが他の検査室と比較した際の血管造影検査の特徴と言えます。以前は、手術でしか治療できなかったクモ膜下出血や狭心症などの疾病も金属製コイルを用いる動脈瘤塞栓術、バルーンカテーテルやステントを用いる血管拡張術という手技により血管の内部から治療が可能な場合もあり、近年は器具や手技の進歩により、適用可能な症例も増え、血管造影検査室の検査の多くを治療が占める様になっています。

但し、どうしても治療は診断より時間がかかる場合が多く、それに伴い放射線の被ばくも増加する傾向にあります。そこで当センターでは、医師や看護師と被ばくの状況を共有することが被ばくの低減と障害の防止に役立つと考え、被ばくレポートを作成し、提供することに積極的に取り組んでいます。