放射線治療

治療概要

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2018年3月にエレクタ社製の放射線治療装置 Versa HDが導入されました。
この装置は通常の放射線治療はもちろん、小さな病巣に対し多方向からの放射線を集中させる定位放射線治療(SRT)や、病変部への線量を従来通りまたは増加させながらも他の正常な臓器への線量を下げることができる強度変調放射線治療(IMRT)、画像を撮影し腫瘍の位置や体の位置を確認して治療する画像誘導放射線治療(IGRT)と呼ばれる高精度な治療も可能な装置になります。ほかに特徴的な機能として、Symmetry(シンメトリー)という呼吸対策機能があり、この機能により肺がんや肝臓がん、膵臓がんなどの呼吸で移動する臓器に対しても正確な治療が行えるようになりました。また、Clarity(クラリティ)という超音波による位置照合機能も備えており、前立腺癌などの治療中に超音波で位置を確認しながら治療することができるようになりました。

CT.JPG放射線治療計画用CTの写真