連携医制度
地域医療連携
市民の皆様の健康はひとつの病院だけで守りきれるものではありません。地域の医療機関などが協力し合い、役割に応じて連携することによって切れ目のない良質な医療を提供することが可能となります。
医療センターは地域の基幹病院、地域医療支援病院として救急医療や高度医療を提供することを主な目的としており、日常の健康管理は地域の「かかりつけ医」である診療所等にお任せしています。
また、医療センターでの手術や治療の後の経過観察・リハビリ・療養についても、紹介頂いた「かかりつけ医」や地域の病院・介護事業所などにお願いしています。
かかりつけ医を持ちましょう
日常の健康管理はなるべくお近くの「かかりつけ医」にお願いしましょう。そして、医療センターを受診する際は、なるべく地域の「かかりつけ医」の先生と相談の上、「紹介状(診療情報提供書)」をご持参してご来院ください。なお、「紹介状」を持参して頂いた場合は、初診時にかかる選定療養費(7,700円)の請求はありません。
医療センターでは、地域の「かかりつけ医」の先生を「連携医」として登録指定し、日常の健康管理から救急医療、高度医療まで役割分担することで連携して医療を提供しています。
また、医療センターでは、紹介頂いた患者さんについて紹介元の「かかりつけ医」の先生へ経過報告することで、「かかりつけ医」の先生との情報共有を図っています。
地域連携情報システムの導入
地域医療連携室では、これまでも地域医療機関等との連携強化を推進してきましたが、地域とのさらなる医療連携体制の運営改善と連携強化を進めるため、電子カルテ導入に併せ、地域医療連携情報システムを導入しました。医療センターでは、地域連携医療機関からの紹介患者さんを速やかに受け付け、さらに優先化を図るための窓口となる「紹介専用受付」設置を行っており、紹介情報の集約と情報システムを有効に活用した紹介受け入れにより、患者さんへのサービス向上を図ります。
連携医制度
<連携医制度の運営>
医療センターでは地域医療機関の先生方との医療連携体制を強化することを目的に連携医制度を運営しています。地域医療機関を医療センターの連携医として登録することにより、より専門的・有機的な医療連携体制を目指します。
連携医登録を希望される医療機関は、地域医療連携室までお問い合わせください。
<連携医の特典>
・優先診療予約、高度検査機器の開放、地域医療連携ネットワークシステムへの参加など、医療センターの地域医療連携プログラムが利用できます。
・医療センターの連携医であることを証明する連携医証を発行します。
・院内に連携医として医療機関名が掲示されます。
・医療センターが発行する連携医マップに掲載され、市民に啓発・周知します。
・ご協力いただいた医療機関を紹介するリーフレットを作成し院内に並べて配置します。
・定期的に医療センターの連携広報誌「連携プレス」や情報を郵送します。
・紹介患者さんのお見舞時に地域医療連携室のロッカーを利用できます。
・医療センター図書室の利用ができます。