概要
当科では東葛南部地区の基幹病院として泌尿器科疾患全般を対象に診療を行っています。社会の高齢化に伴い悪性疾患は年々増加していますが、当院は地域がん診療連携拠点病院(高度型)として責務を果たす立場にあります。当科では前立腺癌・膀胱癌・腎盂尿管癌・腎癌・精巣癌などの疾患を担当します。当科の入院患者さんの7割以上はそのような悪性疾患の方です。2018年にダヴィンチを導入して以降、当科では徐々に対象疾患を増やし、現在前立腺癌・小径腎癌・筋層浸潤性膀胱癌に対して行っています。
その他、前立腺肥大症などの良性疾患や精巣捻転症などの救急疾患にも対応しています。治療方針は日本泌尿器科学会のガイドラインに則り、最新の情報も収集しながらカンファレンスで協議して患者さんに提示しております。何よりも患者さんへのインフォームドコンセントを基本とし、対話を通じて治療方針を共に選択することを心がけております。また、近年セカンドオピニオンを求めることは患者さんの当然の権利となっており、他病院での治療希望も含めて遠慮なくお申し出頂きたいと存じます。