活動実績

1.医療安全対策文書の発行

 医療安全管理室では多数報告されるインシデントレポートを始めとして、医療安全に資する情報を収集・分析しています。得られた結果をもとに医療安全対策文書を随時編集・発行し、職員に注意喚起を促しています。

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2.医療安全定期便の発行

 日常業務において感じるちょっとした気付きや疑問点に対する解決策、インシデントを未然に防げた時のGoodJob報告、採用製品変更のお知らせなど医療安全に関する情報をタイムリーに伝える医療安全定期便を毎月発行しています。

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3.医療安全ポケットマニュアルの編集・発行

 安全にかかわる情報をハンドブック編集し、常時携帯することで、必要時すぐに対処できるよう全職員に配布しています。

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4.転倒・転落防止活動について
 
 2024年度は転倒・転落予防対策に取り組みました。

 転倒・転落は、いつでもどこでも、誰にでも、どんな患者さんにも発生する事故といわれ、大部分は自損事故で健康な人であっても、65歳以上の35%~40%が1年間のうち一度は転倒すると言われています。転倒・転落事故は患者さん側の要因(入院による環境の変化、身体能力の変化、病態、薬剤)「自分は大丈夫」と思って動いた等によっておこることが大部分で、約9割が患者さんが一人の時に起きていると言われています。
 入院患者に占める高齢者の割合は年々増加しており、当院においても転倒した患者さんの85%が65歳以上の患者さんで、平均年齢78.6歳でした。転倒・転落事故は患者さんに及ぼす影響大きく一過性ではなく、その後の生活の「質」を崩すことにもなりかねません。
 転倒・転落件数は減少しませんでしたが、当院における傾向等を分析し課題を見出すことがができました。
 転倒・転落事故は医療者側の対応のみでは効果を期待できません、患者さんやご家族の協力が不可欠です。今後も患者さん、ご家族の協力を得ながら継続して取り組んでいきたいと思います。
 入院のしおり、ホームページの「転倒や転落を予防するために」を是非ご一読ください。

5.RRS活動

 患者さんの通常と異なる状況を発見した場合に、定められた基準により、専門チームに連絡し早期に介入、治療を行うことでショックや心停止等の急変を未然に防ぐシステムです。
 救急や集中治療に携わっている医師、看護師を中心としたメンバーでチームを作り、横断的に活動しています。

 RRS要請件数

2022年度 2023年度 2024年度
30件 42件 45件

 RRT(Rapid Response Team以下RRT)メンバーはこのロゴのついた名札をつけて活動しています。
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6.医療事故報告

船橋市立医療センターにおける医療事故報告基準に沿った情報提供を行っております。
PDFファイル公表基準.pdf新規ウィンドウ
・一括公表
年度別インシデント報告件数の推移
報告数の推移.png

個別公表

 PDFファイル妊娠30週3日子宮内胎児死亡事例について.pdf新規ウィンドウ

  ① PDFファイル医療事故調査報告書新規ウィンドウ

  ② PDFファイル患者および家族の意見新規ウィンドウ

  ③ PDFファイル医療事故調査・支援センター調査報告書(C-0075)新規ウィンドウ