キャンサーボード

キャンサーボードは個々のがん患者さんにとって適切な治療方針を決定するために病院内で定期的におこなわれるカンファレンス(検討会)のことです。

これまでも診療科ごとに患者さんの治療方針を決めるカンファレンスはおこなわれていましたが、キャンサーボードでは担当の診療科の医師だけではなく、手術、放射線診断、放射線治療、化学療法、病理診断などの専門的な知識や技術を有する医師やその他の医療スタッフなども参加して、患者さんの症状、状態および治療方針などについて、意見交換、共有、検討をしていきます。

多くの医療専門スタッフがかかわることで、より確実な診断をして、より良い治療方針を決定していくことができるということがキャンサーボードのメリットとなります。

当センターにはがんの治療を専門とする内科医、外科医に加えて、放射線診断医、放射線治療医、腫瘍内科医、臨床病理医が揃っています。肺がん、乳がん、胃がん、大腸がん、肝胆膵がんなど、臓器や領域別に毎月1回以上キャンサーボードを開催して、患者さんの病状に応じた治療を提供しています。

キャンサーボード風景