船橋市立医療センターの建て替え
医療センターは、昭和58年に開院し、特に命に係わる重篤な患者の受け入れを行う第三次救急医療やがん医療を主体とする高度な医療を提供しており、東葛南部保健医療圏の中核病院として、重要な役割を果たしています。
しかしながら、一番古い建物は、建築後40年を超えており、設備の老朽化が深刻となっています。また、診療部門が手狭になり、日々高度化していく医療技術への対応や充実すべきサービスの提供に困難な面が出てきています。
さらに、世界的に流行した新型コロナウイルス感染症への対応では、多くの患者さんを受け入れてきましたが、大規模な感染症を想定した施設になっていないことから、通常の入院を制限するなど、医療センターの運営に大きな影響が生じました。
こうした経験を踏まえ、新たな感染症への対応も含めて、子ども達から高齢者の皆様まで全ての市民の命と健康をさらに強固な体制で守り続けていくために、移転建て替えの計画を進めています。
事業の進捗状況
平成28年度に、新しい船橋市立医療センターの在り方に関する検討委員会の報告書を踏まえて、新病院の目指す姿や診療機能、施設整備の概要等をまとめた基本構想を策定しました。
以降、建て替えの計画を進めてきましたが、基本構想策定から10年近く経過しています。
この間、患者負担の少ない治療(低侵襲治療といいます)や入院を要さない治療が増えているなど、医療の進歩や変化が起きています。
もし今すぐ工事を始めることが出来たとしても、開院は数年先になってしまうことから、これまでの診療実績や今後の予測をもとに新病院の機能や規模を整理し、その上で、病院の経営や市の負担の推計も踏まえて再検討し、建て替え計画の方向性を判断することとしました。
各種情報や資料
お問い合わせ 病院局 新病院建設室 電話番号:047-438-3321(代表) メ ー ル :メールフォームからお送りいただけます。 |